永平寺

【延命十句観音経の意味は?】わずか10句の短い経典。写経がもっと楽しくなる!

延命十句観音経

こんにちは、ヤスモン(@yasumon)です!

今回は、写経で登場する「延命十句観音経(えんめいじっくかんのんぎょう)」について説明しますね!

旅パンダ
旅パンダ
延命十句観音経って何?
ヤスモン
ヤスモン
写経のお手本に登場する短い経典ですね。
旅パンダ
旅パンダ
どんな意味なの?というか難しそう。
ヤスモン
ヤスモン
要約すると、「真摯になん時でも、念じることで、信じる道にたどり着くこと」という意味です。
ヤスモン
ヤスモン
写経をするときに、この意味を知っているとより真剣に取り組めますよ。

以下に、延命十句観音経って何?、延命十句観音経の読み方は?、延命十句観音経の意味は?について紹介しますね!

延命十句観音経って何?

延命十句観音経(えんめいじっくかんのんぎょう)は、わずか10句、42文字の短い経典です。

  • 敵の攻撃に失敗した中国の武将が、延命十句観音経を1,000回唱えたところ処刑が中止された
  • 難病者が、十句観音経を1,000回唱えたら、奇跡的に回復した
ヤスモン
ヤスモン
こういう逸話から、先頭に「延命」が付きいて、「延命十句観音経」になったと言われているですよ。
旅パンダ
旅パンダ
写経のお手本なんだよね?般若心経(はんにゃしんぎょう)よりも短いの?
ヤスモン
ヤスモン
はい、七仏通戒偈と共に、写経のお手本として登場しますね。

七仏通戒偈は下記の記事で紹介しています。

延命十句観音経の全文は?

延命十句観音経の全文は、下記のとおりです。

観世音 南無仏  与仏有因
与仏有縁 仏法僧縁 常楽我常
朝念観世音 暮念観世音
念念従心起 念念不離心

延命十句観音経の読み方は?

延命十句観音経の読み方は、下記のとおりです。

観世音 かんぜおん 
南無仏 なーむーぶつ
与仏有因 よーぶつうーいん
与仏有縁 よーぶつうーえん
仏法僧縁 ぶっぽうそうえん
常楽我常 じょうらくがじょう
朝念観世音 ちょうねんかんぜーおん
暮念観世音 ぼーねんかんぜーおん
念念従心起 ねんねんじょうしゅんき
念念不離心 ねんねんふーりしん

延命十句観音経の意味は?

延命十句観音経の意味は、下記のとおりです。

観世音 「観音様」
南無仏 「私は観音様を尊いものとして崇め、拠り所にしています」
与仏有因 与仏有縁 「私は仏とともにある因と縁で生かされています」
仏法僧縁 「私は仏と仏の教え、そして仏を伝える僧との縁によって、
常楽我常 「涅槃(ねはん)の4徳である「常楽我常」の境地を、いただけますように」(常楽我常は、煩悩やけがれのない、心清らかな境地のことです)
朝念観世音 「私は朝に、観世音菩薩(観音様)を念じます」
暮念観世音 「私は夕に、観世音菩薩(観音様)を念じます」
念念従心起 「この一念(強い願いや思い)は、常に私の心の中にあります」
念念不離心 「そして、私の心が観世音菩薩から離れることはありません」

旅パンダ
旅パンダ
ちょっと長くて難しい(^^;
ヤスモン
ヤスモン
「真摯になん時でも、念じることで、信じる道にたどり着くこと」こういう意味ですね。

参考文献:
・「写経のしおり」(大本山永平寺)