
こんにちは、ヤスハルです!
今日は、「工場勤務が底辺って本当?」について詳しく紹介したいと思います。
私は、石川県のとある工場で派遣社員として働いています。
もともとは、東京のIT企業で営業・企画の仕事をしていたのですが、その後、起業に失敗し、借金を背負って行きついたのが寮付きの地方工場でした。
それから、約3年間、3つの派遣会社に入り、3つの工場を経験しました。


工場勤務が底辺な8割の理由は、主に下記5点です。
工場勤務が底辺ではない2割の理由は、主に下記3点です。
確かに、工場勤務は世間的なイメージには、キツイ・汚い・暗いなど底辺なイメージなんですが、とらえようによっては、かなり良い環境でもありますね。
例えば、
- 楽してお金をかせぎたい!
- 無料の寮に住みたい!
- 資格の勉強をしたいから時間が欲しい!
- 副業したいから圧倒的な時間を作りたい!
こんな人にとっては、工場は天国ですよ!
ちなみに私は、ブログを書いたり、YouTubeを撮る時間を確保したいので、工場で働き続けてます!
では、以下に、場勤務が底辺な理由、仕事内容、メリット、デメリットについて詳しく紹介しますね!
※「工場が底辺な理由」は動画(YouTube)にも撮っています!
→工場が底辺な3つの理由
目次
工場勤務が底辺って本当なの?
「工場勤務が底辺って本当なのか?」
これは、「その人が、工場を、工場勤務を、どのようにとらえているか?」によると思うんです。
正直な話、工場で働く前は、工場勤務は底辺中の底辺だと思ってました。
3K(きつい・汚い・危険)というイメージがあったし、まさか、自分がそこで働くなんて想像もしたくなかったです。
でも、実際に、工場で働いてみると、工場勤務にもメリットがあることに気づきました。
例えば、「時間が取りやすい・安定している」などのメリットですね。
なので、工場勤務には2つの側面があると思っています。
- 工場勤務が底辺なのは本当(デメリット)。
- 工場勤務にもメリットがある。
工場勤務が底辺な5つの理由
冒頭で、「工場勤務が底辺というのは8割は本当」と書きました。
なぜ工場勤務が底辺なのか、以下に5つの理由を紹介したいと思います。
給料が低い
※上記グラフの元データは、厚生労働省の「平成28年賃金構造基本統計調査 結果の概況」の「統計表」からダウンロードできます。
上のグラフは業種ごとの月給を比較したものです。
これを見ると、
- 製造業は下から2番目に低い約29万5千円
- 一番低い業種は運輸業・郵便業で約27万7千円
- 一番高い業種が電気・ガス・水道業で約41万円です。
業種で見ると、製造業は給料が低いようですね。
あと、製造業の中でも作っている製品によって、給料の高い工場と低い工場がありますね。
例えば、自動車・半導体・精密機器などは給料が高めですが、食品・食品加工などは給料が低めです。
次に、製造業の派遣に関してですが、まずは、私の給料をお見せします。
※月収の金額のみ公開します。
どうですか?悪くないですよね。
私は、精密部品を扱う工場で働いているので、工場の中では給料は悪くないですね。
もちろん、派遣なのでボーナスなし・昇給なしなので、社会の底辺には違いないですが、1年・2年くらいの短期と考えれば、我慢できるレベルではないでしょうか?
工場が作っている製品だけでなく、工場の大きさによっても給料が変わります。
給料が高めの自動車・半導体・精密部品でも、大きな会社の工場であれば給料は割高になるし、中小や町工場などになると給料は安くなりますね。
仕事が楽すぎる
>
仕事が楽すぎるのも、工場が底辺の理由です。
仕事が楽すぎる=頭を使わない=底辺な仕事になるからです。
でも、工場の仕事って、例えば、営業のように自らアポイントを取り、案件を獲得する必要はないし、クライアントの前でプレゼンをする必要もありません。
工場の仕事は、決まった手順で、決まった品質で製品を作るのが目的なので、どちらかと言うと仕事は受け身です。
工場の正社員・派遣でも仕事は楽だと思うんですが、派遣だとさらに楽ですね。
理由は、自分から進んで仕事ができない・させてもらえないからなんです。
はじめのうちは、正直戸惑いましたよ。
「なぜ、自分から進んで仕事ができないのか?」って。
でも、そのうちどうでもよくなりました。
「考えなくていい=楽=ストレスがない」わけで、その分、仕事以外で頭を使えるなーと正直思っています。
人間関係が悪い
工場勤務が底辺である理由の最後が、「人間関係が悪い」です。
工場は人間関係が悪い・難しいというイメージもあるし、実際に、そのような声もあります。
「では、実際はどうなのでしょうか?」
結論から言うと、会社や工場、部署によって異なります。
私が働いている工場では、部署ごとに差はあるものの、「人間関係はさほど悪くない」というのが率直な感想です。
人間関係が悪くない感じるのは、
- 工場の親会社が一部上場企業。
- コンプライアンスがある程度きっちりしている。
- 石川県という場所柄(少し暗めな性格)、直接文句を言わない人が多い。
上記3点の理由からです。
それに最近は、大手企業を中心に、コンプライアンス(パワハラ・セクハラ・モラハラなど)が厳しいので、会社や上司などがあからさまに、社員・部下・協力会社に「嫌がらせをし難い」という背景もありますね。
もちろん、人間関係が悪いと感じる部署もあって、例えば、
- 部門のリーダーが感情で仕事をする。
- 派遣会社のリーダーの性格が悪い。
こういう人がいる部署です。
どうしても、リーダークラスの性格が悪いと、そこに集まるスタッフも似たような人が集まるんですよね。
そうすると、その部署は人間関係が悪くなって、辞める人も多くなる傾向があります。
昇進しづらい
これは、工場勤務が底辺の理由というよりは、工場勤務のデメリットですね。
昇進しづらいというのは単純に上のポストが空かないということです。
私の経験からすると、工場で働く人って基本、受け身と言うか、保守的な人が多いですよね。
保守的な人達は、その工場を辞めることがほとんどないし、自分から違うポジションに応募したり、転職することに積極的ではないんです。
ということは、下の人からすると、昇進の機会がないということですよね。
私は、IT業界で15年ほど営業・企画の仕事をやってたんですけど、営業やマーケティングとかで働く人って、基本、能動的でアグレッシブな人が多いです。
(もちろん、業種にもよります。)
そういう人は、自分の役職とか給料を上げるために、自分から会社に打診したり、会社内で昇進できなければ普通に転職しちゃうんですよね。
そうすると、その人の下のひとにとっては、その人のポジションが空くので、昇進の機会ができるんですよ。
なので、工場って、昇進しづらいなーと思いますね。
周囲のイメージが悪い
工場が底辺な理由の5番目は、「周囲のイメージが悪い」です。
正直、私も工場勤務する前は、工場のイメージが悪かったですよね。
工場勤務=3K(キツイ・汚い・危険)だと思ってましたから。
私が以前そうだったように、都心って会社の本社が多いし、工場が近くにないことが多いので、悪いイメージを持ってる人が多いんですよ。
それにテレビのニュースなどで、
- 工場火災で〇人死亡
- 工場作業中に死亡
- 工場派遣切り
こんなのを見ると、工場が近くにない都会の人達って、工場ってやっぱり怖い場所なのかな?って思ってしまうんですよね。
※「工場が底辺な理由」は動画(YouTube)にも撮っています!
→工場が底辺な3つの理由
工場勤務のメリット
「工場勤務が底辺」ではない2割の理由=工場のメリットを、以下に3つ紹介したいと思います。
時間を確保しやすい
工場最大のメリットは、時間を確保しやすいことですね。
工場には、日勤組(管理職・技術・開発・総務など)とシフト組(現場社員・派遣社員)がいて、ほぼ勤務時間が固定されています。
- 日勤組なら、9:00~17:00、9:00~18:00など。
- シフト組、9:00-18:00、21:00~18:00など。
こんな感じですね。
会社の大きさにもよりますが、大手企業の工場ならコンプライアンスが厳しめなので、規定時間以上の残業って基本少ないです。
それに、パワハラ・セクハラ・モラハラなども厳しいから、残業を断ったからと言って、酷い扱いを受けることは基本少ないです。
もちろん、会社・職場の環境・部署によっても違いますけどね。
これが、例えば、営業・マーケティング・システム関係の仕事になると、納期が最優先になることが多し、勤務時間も固定されてなかったり(みなし残業のような)するので、残業は当たり前みたいな会社も多いですよ。
それに比べると、工場って、圧倒的に時間の確保がしやすいと思いますね。
仕事が安定している
工場の仕事って、安定してますよ。
これも工場勤務の大きなメリットですね。
私も工場勤務するまでは知らなかったんですが、地方って工場だらけなんですよ。
私がいる石川県にもたくさんの工場があります。
「日本の製造業は終わった」みたいなニュースを見たりすることもありますが、そんなことはなくて、実際にはまだまだ日本の製造業は強くて、その製造業を支えているのは工場なんですよね。
ということは、簡単には潰れない・潰れにくい・潰しにくいということです。
外資系の企業は業績悪化で、工場閉鎖って当たり前だけど、日本の会社はよほどのことがない限り、工場閉鎖はしないですね。
なので、工場勤務は安定していますよ。
コミュ障でも安心
実は、工場って、コミュニケーションが苦手な人が結構いるんです。
私も基本コミュ障なので、苦手な気持ちはよく分かるし、でも、逆に苦手な人が多いので、コミュ障にとっては、工場は安心できるんですよね。
「コミュ障でも安心=工場のメリット?」と思った人もいるかもしれないけど、コミュニケーションが苦手な人にとっては、大きなメリットだと思います。
例えば、こんなことですね。
- 営業のようにアポイント取ったり、顧客訪問しなくていい。
- 毎朝、朝礼で社訓よんだり3分間スピーチとかしなくていい。
- 外線電話を取らなくていい。
私も営業やってましたけど、人前で話すのとか死ぬほど苦手だし、外線電話取るのも本当苦痛でした。
もちろん、工場の部署や役職にもよりますけど、基本、顧客対応する部署でなければ(特に現場作業や派遣社員は)外部との接触が全くないですからね。
なので、何らかのコミュニケーションが苦手な人にとっては、工場勤務はメリットだと思いますよ。
あと、工場によっては、さほど人と関わらなくても大丈夫なので、そいういうメリットもありますね。
工場勤務の実際の声は?
(上のグラフは、派遣会社のスタッフサービスが作成したページ・資料をもとに作成しています。)
「工場勤務が底辺は本当に底辺なのか?」を検証するには、実際に働いた人たちの声を聞いてみるが一番ですよね。
100人に聞いたアンケート調査では、満足度が36%、不満足が51%、不満足が半数を超えていて、2人に1人が不満足だと感じたようですね。
派遣会社のスタッフサービスのページから、実際の声を引用してみました。
満足だと感じている人の声
- 「残業がほとんどないからだいたい定時で帰れる」(29歳/男性)
- 「土・日・祝、きちんと休めるところがいい」(36歳/女性)
- 「自分のペースで仕事ができるのでいい」(36歳/男性)
- 「雇用が安定しているから安心」(39歳/男性)
この満足と言う声には、実際に働いている自分も納得できますね。
上の声は、主に大手工場で働いている人の声だと思いますが、大手工場であれば業種を問わず、同じような意見が多いと思います。
不満足だと感じている人の声
- 「スキルが身に付かないのが不満」(24歳/女性)
- 「不満。給与などの待遇面と人間関係の悪さが原因」(30歳/男性)
- 「やりがいがない、同じ作業ばかりで眠くなる」(31歳/女性)
- 「給与が少なく、仕事量も不安定」(31歳/女性)
- 「勤務時間が長いのが不満」(35歳/男性)
- 「正社員でないので給料が安いから」(39歳/男性)
不満足の意見に関しても、自分はおおむね同意できます。
工場勤務の環境を「メリットにとらえるか、デメリットにとらえるか」という違いもあるし、派遣ならではの問題もある気がしますね。
※上記グラフの元データと実際の声の元ページは、下記から引用しています。
→20代、30代の「製造業」に従事するみなさん、100人に聞きました!
工場勤務の仕事内容は?
では、工場勤務の仕事ってどんなのがあるのでしょうか?
工場勤務の仕事内容には、主に下記5つがあり、以下に解説しますね。
生産・製造
工場勤務で最も人が多いのが生産・製造の仕事です。
工場勤務=底辺・キツイ・汚いというイメージがあるのは、主に、この生産・製造の仕事ですよね。
生産・製造は実際にモノ(製品)を作る仕事ですが、具体的には、
- 組み立て
- マシーンオペレータ
- 製造のライン
- 溶接
などがあります。
自動車工場であれば、工場ラインの流れ作業で仕事をしますし、精密部品の工場などであれば、工場で動いている機械(AI)のマシーンオペレータなどが多いですね。
「座りっぱなしの仕事や苦手、身体を使って仕事をしたい!」こんな人に向いてますね。
検査・品質管理
検査・品質管理は、生産した製品に不具合がないか、製品の品質を満たしているかなどをチェックする仕事です。
工場や生産する製品によっても違いますが、生産は力を使うため男性が多く、検査・品質管理は力を使わないので女性が多い印象ですね。
私も、工場では検査の仕事が長いのですが、力仕事もないしさほど体力を使わないので、女性や中高年の男性におススメですね。
ただ、工場派遣の仕事だと、仕事内容自体は自分で決められないところが多いです。
生産管理・開発
生産管理は、生産計画を立てたり、作る製品の部品・材料を調達する計画を作ったり、生産の状況をコントロールする仕事です。
開発は、製品を作る機械を開発したり、プログラムを作ったりする仕事ですね。
生産管理・開発の仕事は、主に大卒の正社員がする仕事で、開発になると大学院卒の人が多くなります。
工場派遣が、これらの仕事に関わずことは99%ないですね(笑)
※大卒で工場勤務を考えている人には、こちらの記事がおすすめです。
→大卒が工場勤務する5つの理由は?
総務・工場管理
会社や事業所に総務のスタッフがいるように、工場にも総務の部署があります。
総務は会社のイベントを企画したり、工場の正社員や派遣社員を管理したり、タイムカードなどの管理をする仕事です。
工場管理は、工場の空調や設備の管理・保守などを行う仕事です。
総務・工場管理共に、主に、工場の正社員が行う仕事ですね。
食堂・警備など
中規模以上の工場であれば食堂があり、そこで働く社員・パート・アルバイトがいます。
例えば、半導体やスマートフォンなどの精密製品を作っている工場であれば、セキュリティが比較的厳しく、ゲートの入退館やクリーンルーム(ゴミなどが入り込まない専用の部屋)などの出入口に警備員が配置されています。
食堂で働く人は、昼間時間がある主婦の人とか、警備の仕事は、会社を定年退職してまだまだ元気だからという高齢の人が多いですね。
まとめ(これから工場で働く人へ)
ここまで、【工場勤務が底辺って本当?】について詳しく解説しました。
「工場勤務は底辺なのか?」について、冒頭で「8割は本当、2割は本当でない」ということを書きました。
結論としては、世間的なイメージからすると底辺に近いけど、実際に働く人にとっては、工場勤務をどのようにとらえるかによりますよね。
それに、「工場勤務がいいなー」「自分には合ってるなー」っていう人は、結構いるんですよね。
あと、学歴に自信がなくたって、「別にいいじゃないですか!」工場なら安定して働けますから。
工場派遣にかんしては、やっぱり目的を持って、働くのがいいと思います。
ダラダラ働くんじゃなくて、
- 短期でお金を稼ぐ!
- 楽してお金を稼ぐ!
- 資格の勉強をする!
- 副業する!
など明確な目的を持ってる人なら、工場勤務はオススメですよ!
※工場派遣の仕事を探したい方は、工場派遣会社おすすめランキング記事がお役に立てます。
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→工場面接の7つの注意点とよくある8の質問
※大卒で工場勤務をするか悩んでいる方には、こちらの記事↓がお役に立てます。
→大卒が工場勤務する5つの理由は?
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私も、これまで3つの工場で勤務する前は、工場ワークスで仕事を探しました。
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