【大卒が工場勤務する5つの理由!】仕事内容、割合、メリット・デメリットを現役の私がお答えします!

ガッツポーズ 工場勤務
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ヤスハル
ヤスハル
大卒が工場勤務する5つの理由、大卒の割合、工場で働くメリット・デメリットなどについて、詳しく紹介しています。

こんにちは、ヤスハルです!

今日は、「大卒が工場勤務する5つの理由」について、詳しく解説したいと思います。

さやか
さやか
工場勤務の大卒って多いの?
ヤスハル
ヤスハル
いえ、工場勤務の大卒は多くないですね。でも、工場で働く約1割の人は、大卒だと思いますね。

私は、大卒で、大学院(自主退学)にも行きましたが、現在、工場勤務をしています。

私の場合は、工場勤務といっても派遣社員ですが、派遣社員にも大卒がちらほらいます。

工場の正社員側だと、約1割は大卒で、主に、技術開発や生産管理などの仕事をしています。

「理系の大卒=技術開発、文系の大卒=生産管理」というイメージです。

大卒が工場勤務する理由は下記5つです。

  1. モノ作りが好き。
  2. 地元で働きたい。
  3. コミュニケーションが得意でない。
  4. 安定して働ける。
  5. 時間を確保できる。

では、以下に、大卒が工場勤務する5つの理由、仕事内容、大卒の割合、メリット・デメリットなどについて、詳しく紹介しますね!

※大卒が工場勤務する5つの理由については、動画でも解説しています!
→【大卒が工場勤務する理由】の動画

大卒が工場勤務する5つの理由

理由""

大卒が工場勤務する5つの理由を以下に紹介します。

  1. モノ作りが好きだから
  2. 地元で働きたいから
  3. コミュニケーションが得意でないから
  4. 安定して働けるから
  5. 時間を確保できるから

モノ作りが好きだから

ものつくり

大卒が工場勤務する理由の一つが、「モノ作りが好きだから」です。

大卒でも高卒でも、学歴関係なく、特に男子は、モノなど形あるものを作り上げるのが好きな人っているんですよね。

以前(2015年)にTBSの番組で、下町の工場を舞台にした「下町ロケット」が流行りましたが、まさにあのイメージです。

モノ作りが好きで、コツコツと仕事が出来る大卒の人は、工場勤務は向いていると思います。

地元で働きたいから

地元で働く

地元で働きたいから」というのも、大卒が工場勤務する理由の一つです。

地元で働きたい理由は、

  • 生まれ育った地元が好き。
  • 都会より田舎暮らしがしたい。
  • 田舎でのびのびと子育てをしたい

など、色々あると思うのですが、田舎は仕事が少ないので、消去法で工場勤務する大卒もいますね。

コミュニケーションが得意でないから

コミュニケーション

工場には、「コミュニケーションが苦手な人」が一定数います。

正直言うと、私もコミュニケーションが得意ではありません。

工場って、例えば、営業のように自らアポイントを取ったり、客先に出向く必要がないんですよね。

工場は、どちらかと言うと、受動的に仕事をするので、人との関りも営業のように積極的に行う必要がないんです。

もちろん、チームや仲間で仕事をするので、ある程度のコミュニケーションが必要ですが、お客さんに電話したり、電話がかかってくることもほとんどありません。

なので、コミュニケーションが苦手な人でも、工場なら安心して仕事ができますね。

安定して働けるから

安定

工場は比較的「安定して働ける職場」です。

安定している理由は、

  • 仕事内容が安定している。
  • 勤務時間が安定している。
  • 工場の閉鎖はあまり少ない

などです。

工場は、会社が獲ってきた案件を、決まったスケジュールで、決まった手順で、決まった品質で作るのが目的なので、仕事の変化が少ないんですよね。

もちろん、会社の業績が悪くて工場を閉鎖する可能性はゼロではないですが、日本の企業の場合は、ほとんどない(外資は結構あります)ですよね。

なので、安定志向の大卒社員は、工場勤務に向いていると言えますね。

時間を確保できるから

時間の確保

大卒が工場勤務する理由の最後が、「時間を確保できる」からです。

私もその一人で、これは工場勤務の大きなメリットだと思っています。

工場って、圧倒的に時間を確保できるんですよね。

例えば、自分が働いている工場だと、日勤だけの常勤社員と、日勤・夜勤があるシフト社員がいます。

常勤社員は、工場の管理職・研究職・総務などで、シフト社員は生産・検査など現場で働く人たちです。

  • 常勤社員:9:00~17:30
  • シフト社員:9:00~18:30、21:00~6:30

工場の正社員で働く大卒社員は、ほぼ常勤社員なので、9:00~17:30と勤務時間が決まっています。

もちろん、残業はあるのですが、大手工場などの場合は、会社のコンプライアンスが厳しいところが多いので、残業も月の上限を超えるとかなりうるさく言われます。

なので、副業する・資格の勉強をする・漫画家になるなど、特定の目的を持っている大卒組には、工場勤務はおススメですね。

ちなみに、私の場合は、派遣社員側なので、プライドさえ気にしなければ、工場の正社員よりさらに時間の確保が容易です(笑)

※大卒が工場勤務する5つの理由については、動画でも解説しています!
→【大卒が工場勤務する理由】の動画

大卒が工場でしている仕事

大卒

大卒が工場でしている仕事は、主に下記3つです。

※工場で働く正社員を前提にしています。

  1. 生産管理
  2. 技術開発
  3. 総務・管理

生産管理

管理

生産管理は、生産計画を立てたり、作る製品の部品・材料を調達する計画を作ったり、生産の状況をコントロールする仕事です。

工場では、現場でモノ作り(組み立て・マシーンオペレータ・溶接など)や検査を行うのは、高卒社員や派遣社員、期間工などが行います。

生産そのものの管理(計画・調達・コントロール)を行うのは主に大卒社員が行います。

技術開発

技術

技術開発は、工場の新しい設備(機械など)の設計・導入をしたり、不具合の分析・改善などを行う仕事です。

大学や大学院で、機械工学などを勉強してきた人が行う仕事です。

技術開発の人は、工場にいる場合もあるし、研究所や本社側に在籍している場合もありますね。

工場の中でも、給料が最も高く、花形とも言える仕事です。

総務・管理

総務

総務・管理は、会社のイベントを企画したり、工場の正社員や派遣社員を管理したり、タイムカードなどの管理・工場設備の管理・保守などを行う仕事です。

どちらかと言うと、高卒・専門卒・短大卒が多い仕事ですが、子育て中の女性などを中心に、大卒の人が一定数いますね。

工場勤務における大卒の割合

割合

工場勤務における大卒の割合は上の表の通りです。

  • 大卒:1割
  • 専門・短大卒:1割
  • 高卒:9割

工場は、圧倒的に、現場でモノ作りをする高卒社員・派遣社員ばかりです。

  • 学歴関係なくみんなで作り上げることに喜びを感じる人
  • 周りを気にせずコツコツ仕事ができる人

このような大卒の人は、工場勤務に向いているかもしれませんね。

大卒が工場で働くメリット・デメリット

メリットデメリット

大卒が工場で働くメリット・デメリットを下記に記載します。

メリット

メリット

大卒が工場勤務する3つのメリットを以下に記載します。

  1. 工場内での地位が高い
  2. 時間が確保できる
  3. 精神的な負担が少ない

工場内での地位が高い

「工場勤務における大卒の割合」で説明した通り、工場では圧倒的に大卒社員が少ないです。

なので、工場運営側にとっては、大卒社員は貴重な存在です。

それに、やっぱり人間って、学歴で人を判断するんですよね。

仕事面においても、精神面においても、大卒社員は工場内での地位が高いし、人によっては優越感に浸れるかもしれませんね。

時間が確保できる

時間を確保できるのが工場勤務の最大のメリットです。

私は、派遣社員側とは言え、以前していたIT系の営業と比較すると、工場は圧倒的に時間の融通が利きますね。

営業なら時間外であろうとお客さん先へ電話するし、クレーム対応のため至急で駆けつけることも頻繁にあります。

でも、工場なら、残業はあるとはいえたかが知れてるし、決まった時間で動いているので、自分の時間を作りやすいですよね。

精神的な負担が少ない

工場は、比較的安定してコツコツ仕事ができるので、精神的な負担が少ないです。

私が営業やってた時は、営業成績が悪いと、

  • 社長・部長から営業会議で罵倒される。
  • 営業成績についてうだうだとクレームを受ける。

こんなのは日常茶飯事だったので、これに比べると工場は圧倒的に精神的な負担が少ないですよ。

あと、コミュニケーションが苦手な人でも、工場ならさほど苦労せずに仕事できるメリットもありますね。

デメリット

デメリット

大卒が工場勤務する4つのデメリットを以下に記載します。

  1. 給料が安い
  2. ルーティンな仕事ばかり
  3. 実力勝負の仕事ができない
  4. 自分より下の学歴・派遣社員と仕事をする

給料が安い

業種ごとの月収

上のグラフを見ると、製造業は下から2番目に低い約29万5千円、一番低い業種は運輸業・郵便業で約27万7千円、一番高い業種が電気・ガス・水道業で約41万円です。

製造業内でも、研究開発などの仕事をする大卒・院卒社員は給料が高いですが、工場内で生産管理・総務・工場管理などを行う場合は、他の業種に比べて給料が安いです。

それと、製造業のなかでも、給料の高い業種と低い業種があって、例えば、自動車や精密機器を扱う工場は比較的給料が高いですが、食品などの工場は給料が低めですね。

さらに、大手企業の工場なら給料が高めだけど、中小企業の工場は給料が安くなります。

※上記グラフの元データは、厚生労働省の下記ページの「統計表」からダウンロードできます。
→平成28年賃金構造基本統計調査 結果の概況

ルーティンな仕事ばかり

工場の仕事はルーティン(決まりきった仕事)がほとんどです。

例えば、営業や企画・マーケティングであれば、市場の動向やクライアントの状況に合わせて、適切な商品・製品を考えたり、市場調査をしたり、それに合わせた商品を提案したりと変化があります。

でも、工場は、本社にいる営業が受注した案件を、決まった手順・やり方・品質で生産するのが役割です。

なので、「自分からアクティブに仕事をしたい!」と言う大卒には、工場勤務はつまらなく感じると思います。

実力勝負の仕事ができない

ルーティンな仕事しかしないことと関連しますが、工場勤務だと自分からアクティブに仕事ができないため、マーケティングや営業のように「自分から案件を獲る!」ということができません。

その結果、インセンティブ(特別ボーナス)のような制度もありません。

なので、「自分の実力を試してみたい!」「可能性にチャレンジしたい!」このように思う人には、工場勤務はデメリットになると思います

ただ、工場でも研究開発のようなコアな開発に携わる人(主に大学院卒)は、革新的な発明や特許取得に関わることもあるので、ある意味実力で勝負できるかもしれませんね。

自分より下の学歴・派遣社員と仕事をする

大手企業・中堅企業・IT系ベンチャー企業の本社などでは、高卒の正社員はほとんど採用していません。

例えば、私がIT系のベンチャー企業で働いていた時は、高卒社員を採用していなかったので0人、9割以上が大卒で、専門・短大卒がちらほらいる感じでした。

工場勤務では、逆に、大卒がほとんどいないため、高卒や派遣社員と一緒に仕事をすることになります。

このようなことに抵抗がある大卒の人は、工場で働くのは厳しいかもしれませんね。

工場勤務の派遣社員にも大卒はいるの?

大卒

工場勤務の派遣社員には、意外に大卒がいます。

私もその一人ですが、大卒の派遣が工場で働く理由は、

  • 時間が確保できるなど特定の目的がある。
  • 次の転職先に入社するまでのつなぎ。
  • 地元が田舎すぎて他に仕事がない。
  • 人生にさ迷っている。

などです。

工場にいる大卒の派遣社員の年齢は、20代、30代、40代とさまざまですね。

20代の大卒は、「はじめて勤めた会社を辞めてから仕事がない」とか、「次の転職先までのつなぎ」という人が多いですね。

30代・40代の大卒は、「特定の目的がある」、「次の転職先までのつなぎ」、「人生さ迷っている」という人がほとんどですね。

大卒が工場勤務ってどうなの?(まとめ)

まとめ

ここまで、「大卒が工場勤務する5つの理由」をお読みいただきありがとうございました!

大卒が工場勤務ってどうなの?のまとめ(サマリー)は、下記の通りです。

工場って、「勤務する前はどうなの?」と思ってたんです。

  • キツそう。
  • 汚そう。
  • ケガしそう。
  • 給料安い。
  • 社会の底辺

正直、こんなイメージを持ってたんですよねー。

でも、実際に働いてみると、仕事は楽だし、時間の確保も容易だし、特に、コツコツとモノ作りしたい大卒の人には、とても良い職場だなーと思います。

あと、地方だと寮が無料の仕事工場もかなり多いですよ!

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→大卒が工場勤務する5つの理由は?

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