「工場勤務のメリット・デメリットを教えて!」現役の私が詳しく解説します!

まとめ 工場勤務
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ヤスハル
ヤスハル
工場勤務のメリット・デメリットを、現役の私が詳しく紹介しています。メリットには、時間の確保がしやすい・安定している・残業が少ないなどがあります。

こんにちは。ヤスハルです!

今日は、「工場勤務のメリット・デメリット」について紹介したいと思います。

さやか
さやか
工場勤務にもメリット・デメリットがあるのね?
ヤスハル
ヤスハル
はい。一番のメリットは時間が確保しやすいこと、一番のデメリットは給料が低いことですね。

私は、現在、石川県にある精密機器工場で派遣社員(派遣会社の正社員)として働いて、これまで約3年間の間に、3つの工場を経験しました。

以前は、東京にあるIT企業で、営業や企画の仕事を、約15年ほど(数回転職しています)していました。

工場勤務には、メリット・デメリットがあり、その人の考え方とか将来やりたいことなどによって、意見が分かれると思います。

今日は、どちらかと言うとブラックな工場と、ホワイトなIT企業と比較しながら、工場勤務のメリット・デメリットを紹介したいと思います。

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工場勤務のメリット

メリット

工場勤務の13のメリットを以下に紹介します。

時間を確保しやすい

時間の確保

工場勤務の一番のメリットは、「時間を確保しやすい」です。

工場は、下記のように、勤務時間が固定されています。

  • 日勤:8:00-17:30
  • 夜勤:20:00-5:30

残業があったとしても、次のシフトに交代できるし、残業の上限も決まっているので、空き時間を確保しやすいです。

私が以前していた営業やマーケティングなどの仕事だと、お客さんの都合で仕事時間が決まることが多し、残業もかなり多くなります。

また、何かトラブルがあれば、すぐに客先に訪問する必要があるので、空き時間を確保しにくいんですよね。

安定している

安定

工場勤務は、安定しています。

勤務時間も安定しているし、工場自体も、よほどのことがない限りつぶれることはありません。

工場って、決まった製品を、決まったやり方・手順で作るのが役割なので、我々が行う仕事内容も安定(固定)しています。

たまに、製品の不具合とか機械停止とかのトラブルはあるけど、何かあれば、機械を作ったメーカーを呼べばいいので、さほど難しいことはありません。

営業やマーケティングなどの仕事だと、製品を作る・企画するところから始める必要がありますね。

市場調査をして、製品を作って、営業して、案件獲得して・・と、能動的に動く必要があり、安定とはほど遠い仕事になります。

そういう仕事を10年以上していた私からすると、「工場勤務って楽、安定している!」と思いますね。

残業が少ない

残業が少ない

残業が少ないのも、工場勤務のメリットです。

前に書いたように、工場は勤務時間が固定されているので、ムリな残業がほとんどありません。

それに、工場はコンプライアンスが厳しいので、月の残業上限〇〇時間とか、年間の残業上限〇〇時間とかが規定されています。

特に、上場企業の工場や子会社の工場だと、かなり厳しい印象です。

私は、主にベンチャー系のIT企業で働いていたのですが、こういう会社は、残業という概念があまりありません。

特に、営業・マーケティングなどは、残業はみなし(想定の残業時間が給料に含まれる)になるので、深夜まで働くことはざらにありますね。

こういう会社に比べると、工場は残業がものすごく少ないと思います。

コミュニケーションが最小限でいい

コミュニケーション

コミュニケーションが最小限でいいのも、工場勤務の大きなメリットです。

最小限のコミュニケーションとは、部署内や他部署と仕事を円滑に行うもので、それ以上は、積極的に行わなくても問題ありません。

本社の営業・企画・マーケティングなどの仕事だと、対顧客とのコミュニケーションが必須になるので、工場とは反対に、積極的なコミュニケーションが求められます。

顧客との打ち合わせ、顧客へのプレゼン、社内で根回しなど、あらゆる場面で求められますね。

それに、工場は、どちらかと言うと、コミュニケーションが苦手な人が多いというのも、コミュニケーションが最小限でいい理由です。

正直、私もコミュニーケーションが苦手な方なので、工場勤務は楽だなーと思いますね。

仕事が楽

楽

工場勤務の仕事は、はっきり言って、楽です。

なぜ楽かと言うと、仕事のやり方が決まっているからですね。

仕事のやり方が決まっているから、その通りにやれば失敗しないし、自分で考えなくていいから、精神的な負担が少なく、気持ちに余裕ができます。

逆に言うと、イレギュラーな仕事のやり方ができないので、つまらないとも言えます。

これが、対顧客な仕事だと、3割くらいは仕事のやり方は決まっているけど、残り7割は決まっていないので、自分で考えて行動する必要がありますね。

貯金ができる

貯金

「工場勤務は貯金ができる・し易い」というのは、私が工場で働いて実感したことです。

ほとんどの工場って、地方の田舎にあるんですよね。

例えば、現在、私が働いているのは、石川県にある工場なんですが、ものすごく田舎にあります。

もちろん、車がないとどこにも行けないし、近くのスーパーと行っても車で10分はかかります。

スタバなんて夢のまた夢で、最寄りのスタバまで、車で40分かかります。

こんなド田舎で、お金を使おうと思っても、使う場所がないんですよね。

学歴が低くても大丈夫

割合

工場勤務する人を、学歴別でグラフにしてみました。

工場って、高卒の人が圧倒的に多いので、学歴が低くても安心して働けるんですよね。

  • 高卒:9割
  • 大卒:1割
  • 専門・短大卒:1割

私は、これまで3つの工場で働いていきましたが、どの工場も同じくらいの割合ですね。

私が以前勤務していたベンチャー系IT系企業の本社だと、高卒の人を見たことがなかったので、そもそも採用してないと思います。

大卒が9割、専門・短大卒は1割、院卒がちらほらいる感じですね。

大手企業の本社になればなるほど、高学歴の割合が高くなります。

無料で寮に住める

寮

地方の工場などは、無料の寮を準備しているところが多いです。

無料の寮があるのは、人が集まりにくいというのもあるし、土地の値段が安いという理由もありますね。

仕事で給料をもらいながら、住まいも無料なんて、最高じゃないですか。

住まいのコストがかからないというのは、工場勤務の大きなメリットですね。

私は、15年くらい東京に住んでましたが、1人暮らしだと、1Kでも7万以上、水光熱費を入れると9万くらい取られます。

それに比べると、工場勤務はある種、天国と言えるかもしれませんね。

比較的のんびりしてる

のんびり

工場は、比較的のんびりしています。

工場の仕事は、繁忙期と非繁忙期があって、繁忙期はかなり忙しいのですが、それ以外は、かなりまったりしています。

工場は、本社の営業が獲ってきた案件を、決まったやり方で作るのが役割なので、基本、受け身です。

能動的に仕事をする必要がないので、繁忙期以外は、のんびりしていますね。

営業やマーケティングなどの仕事だと、個人に売り上げ目標が割り当てられているので、のんびりする余裕はあまりありません。

のんびりしていると、営業成績も上がらないし、競合相手に負けてしまって、社長に怒鳴られますからね(笑)

スーツを着なくていい

スーツ

工場では、作業着を着るので、スーツを着る必要がありません。

スーツを着て通勤しなくていいというのは、大きなメリットですね。

私は、15年くらいずっとスーツを着てましたが、早朝、ワイシャツを着て、ネクタイ締めて、スーツを着るというのは、意外に面倒なものです。

ワイシャツはシワとか気にする必要があるし、よれよれのネクタイも、印象が悪くなりますね。

春・夏・秋用のスーツと冬のスーツで最低、それぞれ2着は必要になるので、お金もかかります。

その点、私服で通勤できるというのは、ものすごく楽だなーと思いますね。

社食があるのでお得

社食

ある程度の規模以上の工場であれば、工場内に食堂があって、社食が食べられます。

工場にもよりますが、だいたい1食200円~500円くらいで定食が食べられます。

都内にある大企業の本社なら社内に食堂があるかもしれませんが、中小~中堅規模の本社だと、食堂はありません。

会社の外でランチを食べたら、700円~1,000円はかかりますね。

なので、工場内で社食があるというのは、かなり得(メリット)ですよ。

営業する必要がない

営業

これは当然のことなんですが、工場は営業する必要がありません。

私が以前、営業で苦労していたことを考えると、「営業しなくていい」というのは、ものすごいメリットだと思うんですよね。

もちろん、営業にもたくさんメリットがあるんですが、同時に、精神的な負荷もものすごいです。

性格的に営業が向いている人は別として、そうでない人にとっては、「営業する必要がない」という状況は有難いと思います。

満員電車に乗らなくていい

満員電車

ほとんどの工場は、地方の田舎にあるので、満員電車に乗る必要がありません。

会社の寮も、工場から車で30分以内のところにある場合が多いですね。

私もずっと都内の地下鉄とかに乗ってましたが、満員電車って、ものすごいストレスなんです。

さらに、女性なら痴漢の心配もあるし、夏なら汗臭いおやじがいるし、夜なら酒臭いおやじがたくさんいて、本当うざいですよ。

そういうストレスがないというのは、工場勤務の大きなメリットですね。

工場勤務のデメリット

デメリット

工場勤務の10のデメリットを以下に紹介します。

給料が低い

業種ごとの月収

給料が低いのは、工場勤務の一番のデメリットですね。

上のグラフを見ると、製造業は下から2番目に低い約29万5千円です。

製造業内でも、研究開発などの仕事をする社員は給料が高いですが、工場内で現場作業や管理などを行う社員は、他の業種に比べて給料が安いです。

それと、製造業のなかでも、自動車や精密機器を扱う工場は比較的給料が高いですが、食品などの工場は給料が低めですね。

私は、1社目の会社が医療機器メーカーでSEをやっていたのですが、本社サイドは給料が高いけれど、製品を作る工場は2割以上給料が低かったです。

これは、主に、売り上げを上げる側にいるか、そうでないかの違いになるかなと思います。

※上記グラフの元データは、厚生労働省の下記ページの「統計表」からダウンロードできます。
→平成28年賃金構造基本統計調査 結果の概況

昇進が難しい

昇進

工場勤務は、昇進が難しいです。

工場で働く人は、安定志向の人が多いので、辞めないんですよね。

それに、工場勤務で「実力主義・成果主義」というのも聞いたことがありません。

通常、昇進する場合は、誰かが辞める・異動する・定年退職するのいずれかですが、工場の場合、辞めるとか異動するという機会が少ないので、おのずと昇進が難しくなりますね。

それと、会社って、学歴で昇進できるポストがほぼ決まっているので、「高卒の人が昇進するポストが決まっている」というのも、昇進が難しい理由の一つです。

夜勤がある

夜勤

工場の大きなデメリットの一つが、夜勤です。

工場内で、技術・生産管理や総務・管理などを行う人は夜勤がありませんが、現場の社員は夜勤があります。

私も、工場勤務してはじめて夜勤をやりましたが、3年たった今でも、本当に嫌だなと思いますね。

夜勤があるのに昼間寝れなかったり、夜勤から昼勤への切り替えで全然寝れなかったり、体調を崩すこともありますから。

肉体労働がある

肉体労働

工場の現場作業であれば、肉体労働がある可能性があります。

検査などの部門なら肉体労働はありませんが、製造・組み立ての部門なら、社員であっても、重いものを持つ機会がありますね。

20代ならまだしも、40代・50代になって、肉体労働するのはちょっときついです。

私は、IT系の企業で営業・企画の仕事をしてたので、肉体労働とは無縁の世界にいましたが、工場で働いてはじめて身体を使った仕事を体験しました。

肉体労働は、20代であっても、腰をやられる可能性があるし、場合によっては、機械でケガしたりする可能性があるので、工場勤務のデメリットですね。

能動的に仕事ができない

能動的に動けない

工場は、能動的に仕事をするのが難しいです。

前に述べた通り、工場の仕事ってほぼやり方が決まってるし、受け身なので、能動的に仕事をする機会が少ないですね。

営業や企画などであれば、お客様のためになるとか、会社のためになることは、自分から進んで考えて行動できますが、工場は、それができないんですよ

もちろん、現場の作業効率改善、品質改善など能動的にやれる部分はありますが、本社や支店などの仕事に比べると、能動的にできる仕事の範囲が狭いなと感じますね。

特に、工場の派遣社員になると、能動的に動くことは全くできないし、逆に迷惑がられるので、とても残念ですね。

世界が狭すぎる

世界が狭い

工場って、働いている人が固定されているし、田舎にあることも重なって、世界が狭い(価値観が狭い)です。

「赤信号みんなで渡れば怖くない」的な、みんなが同じことをするのが好ましく、違うことをする人は歓迎されない傾向がありますね。

それに、地方工場に勤務する人は、「海外に行ったことがない」という人が9割以上だったりします。

要は、異文化に自ら訪問したり、受け入れたりする文化がないんですよね。

逆に、東京や大阪など都会の本社で働く人たちって、私も含めて、ほとんどの人は海外に行ったことがあります。

それに、都会が本社だと、転職などで人の入れ替わりもあるし、英語の勉強をしている人が多かったり、スタバなどに入っても外国の人たちが多かったりするので、工場の人たちに比べると、世界が広くなりますね。

世界が狭すぎるというのは、工場勤務の大きなデメリットだと私は思います。

何もかも管理されて自由が少ない

管理

工場って、「あれするな」「これやるな」など、マナーとかルールがかなりうるさいです。

工場の役割が、「決まったルール・やり方で仕事をする」ことなので、仕方ないんですけどね。

私みたいな人間からすると、「自由が少ない」と思います。

先日も、工場の休憩室で、私用のパソコンで作業していたら、「私用のパソコン禁止」と注意されました。

なぜかと聞くと「セキュリティのため」とのこと。

でも、スマホやiPAD、通信機器のあるゲーム機はOKなのに、パソコンがだめって、無知だなーと思いましたね(笑)

クリエイティブな会話ができない

会話

工場では、クリエイティブな会話をする機会が少ないです。

クリエイティブな会話というのは、私が勝手に名付けているものですが、例えば、政治・経済だったり、自分が勉強していることだったり、海外旅行の話とか、副業などの会話のことです。

なぜかと言うと、工場勤務の人って、喫煙率が高く、ギャンブル(パチンコ・競馬など)をする人が多く、どちらかというと、前向きに人生を生きるというより、日々を消費して生きる人がほとんどだからですね。

もちろん、本社サイドにもこういう人がいますが、工場に比べると、圧倒的に少ないです。

昼休憩に外に出れない

外に出れない

工場では、昼休憩に外にでれないところがほとんどです。

外に出れたとしても、車の中までで、工場の敷地にでるには、許可が必要な場合が多いです。

セキュリティなどの観点から仕方ないのですが、1日中工場に拘束されているようで、個人的にはちょっと気持ち悪いですね。

たまには、外でランチを食べたいと思っても、それができないのは、工場の大きなデメリットです。

通勤の途中でスタバとかに行けない

スタバ

前にも書いた通り、大半の工場は地方の田舎にあるので、「出勤前にスタバでブレイク」ということが出来ないことが多いです。

私もそうだったのですが、出勤前にスタバによって、カフェで勉強・副業という都会の人は多いです。

ある種、それが生活の一部だったりするので、それができないというのは、工場のデメリットかなと私は思いますね。

ITスキルが向上しない

ITスキル

工場という仕事柄仕方ないのですが、ITスキルの向上が難しいかなと感じます。

あくまで本社での仕事と比較しての話になりますが、本社だと部署にかかわらず、プレゼンしたり会議で提案・発表する機会が多くなります。

そうすると、必然的に、パワーポイント・エクセル・ワードなどを使いこなせるようになるんですよね。

でも、工場ってそういう機会が少ないので、ITスキルがあまり向上しないというデメリットがありますね。

まとめ

まとめ

ここまで、「工場勤務のメリット・デメリット」をお読みいただきありがとうございました!

冒頭でもお話しした通り、工場勤務の一番のメリットは、時間を取りやすいことだと思います。

プログラミングの勉強をしたい!」「資格の勉強をする!」「ブログで副業する!」という人には、工場勤務はおすすめです。

副業するにしても、いきなり会社を辞めてしまうと、失敗します。

何かを習得するのは時間がかかるし、何よりも固定収入がないというのはリスクが高いです。

私も、以前、会社を辞めてしまい、本当に失敗しました。

なので、工場のように給料は少なくてもいいから、仕事の負担がないところを選んで、地道に勉強するのがいいと思います。

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