こんにちは、ヤスモン(@yasumon)です!
今日は、写経でよく出てくる七仏通戒偈(しちぶつつうかいげ)の意味を解説しますね!
旅パンダ
というかそもそも写経って何?
ヤスモン
写経は、仏教の経典(きょうてん)を書き写すことですね。
ヤスモン
仏教の経典の一つに七仏通戒偈が出てくるんです。
旅パンダ
で、七仏通戒偈の意味は分かったの?
ヤスモン
仏教の教えを4句にまとめたものです。要約すると、「悪いことをせず、善いことを行い、心を清らかに保つこと」ですね。
以下に、七仏通戒偈って何?、七仏通戒偈の全文は?、七仏通戒偈の読み方は?、七仏通戒偈の意味は?について紹介しますね!
七仏通戒偈って何?
七仏通戒偈は、仏教の教えを、4句にまとめたものです。
七仏通戒偈の七仏とは、仏教の創始者である仏陀(ぶっだ、お釈迦様とも呼ばれます)より前に、存在したとされる6人の仏と、ブッダを足した7人の仏のことです。
ヤスモン
7人の仏は、過去七仏(かこしちぶつ)とも呼ばれますね。
過去七仏は、下記のとおりです。
- 毘婆尸仏(しきぶつ)
- 尸棄仏(びしゃふぶつ)
- 毘舎浮仏(くるそんぶつ)
- 拘留孫仏(くるそんぶつ)
- 拘那含牟尼仏(くなごんむにぶつ)
- 迦葉仏(かしょうぶつ)
- 釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)
ヤスモン
七仏通戒偈は、「7人の仏が説いた普遍的な教え」ということですね。
七仏通戒偈には、いつの時代にも通じる真理が書かれています。
七仏通戒偈の全文は?
七仏通戒偈の全文は、下記のとおりです。
諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教
七仏通戒偈の読み方は?
七仏通戒偈の読み方は、下記のとおりです。
諸悪莫作 しょあくまくさ
衆善奉行 しゅぜんぶぎょう
自浄其意 じじょうごい
是諸仏教 ぜしょぶっきょう
七仏通戒偈の意味は?
七仏通戒偈の意味は、下記のとおりです。
諸悪莫作 悪いことをせず
衆善奉行 善いことを行い
自浄其意 心を清らかに保つこと
是諸仏教 これが仏様の教えになります
旅パンダ
確かに、現在にも通じる普遍的な教えだ。
ヤスモン
そうですね。写経をする前にこの意味を知っていると、より真実味を持って写経できますね。
参考文献:
・「写経のしおり」(大本山永平寺)