こんにちは、ヤスモン(@yasumon)です!
金沢に行ったら、金沢城公園は観光します? 金沢城公園は、兼六園の隣にあって、天守は残ってないけど、たくさんの見どころがあるんですよ!
例えば、金沢城公園の石垣。実は、金沢城は「石垣の博物館」とも呼ばれているんです。3種類の石垣が使われていて、色々なデザインは、まさにアート!
あと、三御門と呼ばれる3つの門もなかなか見ごたえありますね。敵の攻撃を想定した様々な仕掛けがあるんですよ!
以下に、金沢城公園の概要、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門、玉泉院丸庭園、石垣、石川門、橋爪門、河北門、鶴丸倉庫、三十間長屋について紹介しますね!
金沢城公園の隣にある兼六園についても、概要と見どころを紹介しています。
金沢城公園ってどんなところ?

金沢城公園は、石川県金沢市にあるお城跡ですね! 天守は江戸時代に再建されなかったので残ってないけど、見どころはたくさんありますよ!
金沢城は、別名「石垣の博物館」とも呼ばれますね。

金沢城公園は、総面積が約30ヘクタール(約90,000坪、東京ドーム約6個分)と、かなり広く、大半が公園(広場)になっているんです。
その後、豊臣秀吉の時代を迎え、加賀藩祖となる前田利家が金沢城主となりました。

金沢城公園は、基本無料で、有料スポットは「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門」のみですね。
金沢城公園は、兼六園の隣にあります。いくつか入口があるんですが、ほとんどの観光客は、石川門を利用して金沢城公園に入りますね。
石川門から徒歩3分の場所に、「兼六園下・金沢城バス停」と「石川県営兼六駐車場」がありますよ。
【営業時間】3/1~10/15:7:00~18:00、10/16~2/28:8:00~17:00
【定休日】なし
【所要時間】約1時間~1時間30分
【住所】〒920-0937 石川県金沢市丸の内1−1番1号
【アクセス】「兼六園下・金沢城バス停」から徒歩3分、金沢西ICから車で約20分、金沢森本ICから約15分
【駐車場】石川県営兼六駐車場から徒歩3分
【電話番号】076-234-3800
【HP】http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/
【菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門】唯一の有料スポット!

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門は、金沢城公園内の唯一の有料スポットで、2001(平成13)年、二ノ丸があった場所に復元されたものですね。
入場料金は、大人310円、小人100円です。


「菱櫓」「五十間長屋」「橋爪門続櫓」「橋爪門」の4つのスポットが集まったもので、これらは建物の中でつながっているんですよ。
自分も2回ほど行ったのですが、とても広い!

菱櫓は、天井板、柱、床板など全ての木材が菱型(ひしがた)に作られているんです。敵から見ると、より大きく見える効果があるんですよ!

五十間長屋は、2階建て、90メートル、石垣の上にある多聞櫓(たもんやぐら)で、当時は、加賀藩の政庁として機能した二ノ丸御殿がありました。
【玉泉院丸庭園】石垣がアートすぎる!

玉泉院丸庭園は、江戸時代に作られた藩主のお庭で、2015年に再建されました。
3代目藩主の利常が初めに作り、5代目の綱紀、13代目の斉泰が手を加えて完成させたんですよ。

玉泉院丸庭園は、池を中心に配置し、周囲を回遊できる「池泉回遊式庭園」で造られています。

庭園には、高い場所から水が流れるように作られた「段落ちの滝」がありますよ。

色紙短冊積は、工夫を凝らしたデザインの石垣で、庭園から観賞するために作られたと言われているんです。
縦長の長方形の石を短冊(たんざく)、真四角の石を色紙と見なして、色紙短冊積と呼ばれてますね。

江戸時代に、石垣をアートと見なしてデザインしたんでしょうね。まさに、「石垣の博物館」と呼ばれる所以ですね!
【石垣】3種類もあるの?

金沢城の石垣には、「自然石積み」「荒加工石積み」「切石積み」の3種類あるんです。

自然石積みは、3種類の石垣の積み方の中で、一番古い積み方ですね。

自然石積みは、自然の石や、荒割りしただけの石だけを用いて、積む技法です。

荒加工石積みは、割石を加工し、形や大きさを揃えた石材(荒加工石)を用いて、石垣を積む技法ですね。

荒加工石積みは、石川門の石垣で見れますよ。

切石積みは、割石をさらに加工した切石を用いて、隙間なく石垣を積む技法ですね。

鉄門石垣(くろがねもんいしがき)は、本丸の入口にあった門なんですが、切石積みの石垣は、とても重要な場所に使われていたんですよ。

場所によっては、○に×を書いた石や、□に+を書いた石があるんですよ。これらは石の刻印で、石を切り出す時の作業分担を示すために付けられた、と言われていますね。
【石川門】実は裏門だった?!

今は金沢城公園の表門のようになっていますが、当時は、金沢城の裏門だったんです。江戸時代に2度火事で焼失、再建されていますね。現在は、国の重要文化財に指定されているんですよ。

石川門は、兼六園の桂坂口の目の前にありますね。桂坂口の前にある石川橋を渡ると、すぐ石川門がありますよ。

これは、石川門の一の門ですね。

一の門をくぐると、石川門の石垣が目の前に広がります。
石川門の石垣は、「粗加工石積み」「切石積み」の2種類の石垣で作られているんですよ! 上の写真は、粗加工石積みですね。

これは二の門ですね。二の門は、扉が大きく、重厚な造りになっています。

石川門付近は、桜がとてもキレイで、たくさんの人が写真を撮っているんですよ。
【橋爪門】重厚で美しすぎる!

橋爪門は、二ノ丸御殿への最後の門だったため、通行に関しては、三御門の中で、最も厳しかったと言われているんです。
橋爪門は、1631(寛永8)年、二ノ丸御殿の建設と共に作らたんですが、その後、何度も火事で燃えては再建したんですね。明治時代にも、火事で燃えてしまい、平成に入り、現在の姿に復元しました。

これは、橋爪門の入口にあたる一の門ですね。

これは桝形ですね。枡形は、一の門と二の門の間にある四角いスペースのことです。
一の門が敵に破られても、二の門の前の枡形の場所で、敵を食い止められるようになっているんですよ。

二の門は、格式が高く、頑丈な造りになっています。

橋爪門は、二の門に2階部分があって、桝形が見えるんですよ。2階から敵を攻撃できるようになっているんですね。
【河北門】敵の想定がすごく細かい?!

河北門が作られたのは、1605年~1615年頃(慶長後期)で、1759(宝暦9)年の火事で燃え、1772(安永元)に再建されました。
実は、河北門は、江戸時代、金沢城の正門だったんです。

河北門を通るには、まず、金沢城の入口にあった尾坂門を通る必要がありました。

河北門には、櫓(やぐら)もあって、尾坂門から河北門に向かう人を監視してたんでしょうね。

一の門は、高さ7.4メートル、幅4.7メートルありますね。

一の門の内側には、鉄砲で撃てるように、狭間(さま)があります。この狭間は、隠し狭間になっていて、一の門の外側から見えないようになっているんです。

二の門は、重厚な作りになっていて、高さ12.3メートル、幅26.9メートルの大きな門です。

二の門には、石垣隠しがあるんですよ。実は、白い壁の裏は、石垣になっていて、壁が壊されないような仕掛けがされているんです。

河北門の2階は、二の門の上にあり、無料で入ることができますね。

河北門の2階は、倉庫のような空間になっていますよ。

河北門の2階外側からは、河北門の外が見渡せて、とても気持ちがいいんですよ!
【鶴丸倉庫】江戸時代の武器庫?

鶴丸倉庫は、2階建てで、幅15メートル、奥行22メートルの大きな倉庫で、重要文化財に指定されているんですよ。

江戸時代の終わりの1848(嘉永元)年に建て替えられたのですが、江戸時代は、「金沢城土蔵」と呼ばれていましたね。
鎧(よろい)や甲冑(かっちゅう)、飛び道具など戦いの道具が保管されていたんですよ。

鶴丸倉庫の窓枠は、鳥居の形をしていて、珍しいデザインになっています。
【三十間長屋】江戸時代の雰囲気味わえる!

三十間長屋は、武器や鉄砲の弾薬などを入れていた武器庫ったんですよ。
一度火事で燃えてしまったんですが、江戸時代の終わりの1858(安政5)年に再建されました。そのままの形で残っている貴重な建物なんで、国の重要文化財に指定されています。

三十間長屋の三十間は、長さのことで、江戸時代は、長さを図る時に、「間(けん)」という単位を使っていたんですね。
1間が約180センチ。三十間長屋は、約48メートルあるので、約27間です。

三十間長屋は、屋根の形が違っているんですよ。
向かって右側は、切妻(きりつま)造りの屋根、左側は、入母屋(いりもや)造りの屋根になっています。

三十間長屋は、中に入ることができ、入場料金は無料です。
兼六園ってどんなところ?

金沢城公園のすぐ隣には、日本有数の庭園「兼六園」がありますね!
兼六園は、約11.4ヘクタール、3万4600坪ある広大な庭園で、日本三名園の一つ、特別名勝に指定され、ミシュラン観光版で三ツ星を獲得しています。
兼六園は、加賀藩主の前田家が代々にわたり作り上げたもので、日本人だけでなく、外国の観光客にも人気の観光スポットですね!

金沢城の石川門を出て、徒歩30秒ほどで、兼六園の桂坂口に着きますよ。
金沢21世紀美術館の隣には、兼六園があって、金沢21世紀美術館もすぐ近くにありますよ!
【営業時間】3月1日~10月15日:7:00~18:00、10月16日~2月末日: 8:00~17:00
【定休日】なし
【所要時間】約1時間~2時間
【住所】〒920-0936 石川県金沢市兼六町1
【アクセス】金沢駅からバスで約15分~20分、金沢西ICから車で約20分、金沢森本ICから約15分
【駐車場】石川県営兼六駐車場、金沢市役所・美術館駐車場、兼六園上パーキング
【電話番号】076-234-3800
【HP】http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/
【兼六園のスポット】見どころ紹介!
兼六園で最も有名なスポットは、琴柱灯籠ですね!
楽器の琴(こと)の糸を支え、音を調整する琴柱(ことじ)に似ていることから、この名前が付いてるんですよ。
唐崎松は、第13代藩主・前田斉泰が、琵琶湖にある唐崎松から、タネをとりよせて、育てたものですね。
11月に入ると、枝が雪で折れないように、雪吊り(ゆきづり)が行われるんですが、冬の季節もなかなか見ごたえがありますよ。
山崎山は、約9メートル、周囲が約160メートルの築山で、金沢城を守るための「総構え」の跡が残っているんですよ。

山崎山は、別名「紅葉山」とも呼ばれていて、紅葉の季節には、山頂から素晴らしい紅葉を眺めることができますよ!
桜の季節は、花見橋がとてもキレイですね!
着物を着て写真を撮っている女性も多くて、インスタ映えするスポットですよ。5月・6月に咲くカキツバタの花も、キレイに見えますよ!
瓢池は、兼六園の中で、最も古い時期に作られたスポットですね。紅葉シーズンには、美しい光景が見れますよ。
瓢池は、霞ヶ池に次ぎ、2番目に大きな池で、2500平方メートル(760坪)の広さがあります。
翠滝は、高さが約6.6メートル、幅が約1.6メートルのとても美しい滝ですね。
翠滝は、「紅葉滝」とも呼ばれていて、どちらかと言うと渋い紅葉が見れますね!
他にも、虹橋、霞ヶ池、ヤマトタケル像、山崎山、海石塔、噴水、虎石などたくさんの見どころがありますよ。
兼六園の見どころの詳細はこちら↓
まとめ
ここまで、金沢城公園と兼六園の概要と見どころを紹介してきました。
金沢城公園は、芝生が広がる広大な公園なので、敷地内を歩いているだけでもすがすがしくて気持ち良いですよ。
それと、金沢城公園と兼六園の両方を観光するなら、「兼六園プラス1チケット」がお得ですよ。これは、兼六園ともう一つの観光地が割引で利用できるチケットですね。
チケットを利用しない場合は、兼六園が310円、金沢城の有料スポットが310円なので合計620円です。
でも、兼六園プラス1チケットは、500円なので、120円お得ですね!このチケットは、兼六園の料金所で買えますよ。
では、金沢城公園と兼六園観光を楽しんでくださいね!