金沢

金沢城公園の有料スポット【菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門】を詳しく調べたよ!

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門アイキャッチ

こんにちは、ヤスモン(@yasumon)です!

金沢城公園に行ったら、どこを観光します? 

金沢城公園の有料スポットは、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門のみ! あとは全て無料で観光できるですよ(^^)

私も、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門に2回訪問していて、はじめて行ったときは、その広さにびっくりしましたね。

あと、敵を想定した細かい作りが、何ともすごい!

敵が城に攻め込んできた時に、お城を大きく見せる作りとか、敵を鉄砲で撃つための狭間とか、なかなか考えて作られていますよ。

では、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門について紹介しますね!

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門ってどんなところ?

菱櫓

「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門」は、金沢城公園内で唯一の有料スポットなんですよ。

2001(平成13)年、二ノ丸があった場所に復元されたんです。

入場料金は、大人(18歳以上)310円、小人(6歳~18歳未満)100円で、クレジットカードでの支払いも可能ですね。

兼六園と菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門の両方を観光する場合、料金が割引になる「兼六園プラス1チケット」を利用するとお得ですよ。

※兼六園プラス1チケットの詳細はこちら↓

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門は、「菱櫓」「五十間長屋」「橋爪門続櫓」「橋爪門」の4つのスポットが集まったもので、これらは建物の中でつながっているんですよ。

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の石垣

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の石垣は、「荒加工石垣」と「切石積み」の2種類で出来ています。

この石垣は、江戸時代から残っていたもので、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の再建に合わせ、積み直されたんですよ。

【菱櫓】わざと斜めに作ってる?!

菱櫓

菱櫓(ひしやぐら)は、高さ17メートル、天守級の風格がある観光スポットです。

菱櫓は、名前のとおり、天井板、柱、床板など全ての木材が菱型(ひしがた)に作られており、最も難易度の高い建物だったんです。

菱型に作られた理由については、「監視をしやすくするため」「敵から広く見せるため」など諸説ありますね。

上の写真は、金沢城の正門だった河北門から撮ったものです。

河北門から見ると、菱櫓が斜めに見えるようになっており、敵から見ると、より大きく見える効果があり、加賀藩士からすると、敵をより監視しやすいという効果があります。

菱櫓

菱櫓は、敵を監視するための「物見櫓(ものみやぐら)」として機能していました。

菱櫓の中からは、河北門方面が良く見えるようになっていますよ。

菱櫓

菱櫓の中にある柱は、80度と100度の菱形に作られています。

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門は、すべて「木造軸組(もくぞうじくぐみ)工法」という、釘を一切使わない方法で作られていますね。

菱櫓

菱櫓を含め、五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門には、大小7つの石落としが設置されており、石垣を登る敵を防ぐ役割があります。

窓は鉄砲狭間(さま)になっており、敵を鉄砲で撃てるようになっています。

【五十間長屋】とにかく広い!

五十間長屋

五十間長屋は、2階建て、90メートル、石垣の上にある多聞櫓(たもんやぐら)です。

多聞櫓は、石垣の上に建てられた長屋(櫓)のことです。

当時は、五十間長屋の内側の敷地に、加賀藩の政庁として機能した二ノ丸御殿があったんですよ。

五十間長屋には、鉄砲や弓などの武器などが保管され、敵が侵入してきた際は、五十間長屋の窓から鉄砲で撃てるようになっていました。

五十間長屋

五十間長屋の建築面積は、279坪(921平方メートル)、延床面積は、419坪(1,383平方メートル)あり、とても広い長屋です。

【橋爪門続櫓】いわゆる櫓ですね!

橋爪門続櫓

橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)は、3階建て、高さ約15メートルの建物です。

橋爪門続櫓

橋爪門続櫓は、武器や食料などを2階に上げるための「荷揚げ場」として、利用されていたと言われていますね。

橋爪門続櫓

橋爪門続櫓は、3階にも上がることができます。

【橋爪門】2階から敵を監視!?

橋爪門

橋爪門は、石川門、河北門と並んで、「金沢城の三御門(さんごもん)」と呼ばれた重要な門でした。

橋爪門の2階は、橋爪門続櫓のとなりにあります。

橋爪門

橋爪門の2階から、二ノ丸御殿への最後の門であった橋爪門を監視できるようになっているんですよ。

まとめ

記事の中でも書いたんだけど、兼六園と菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門の両方を観光するなら、「兼六園プラス1チケット」を買った方がお得ですよ。

兼六園プラス1チケットって?
兼六園ともう一つの観光スポットを、割引価格で利用できるチケットですね。料金は500円。兼六園の料金所で買えますよ。

普通に買うと、兼六園が310円、金沢城の有料スポットが310円、合計620円なので、120円お得ですよ。

では、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門の観光を楽しんでくださいね!


参考文献:
・北國新聞社出版局 「平成金沢城」(北國新聞社、2015)