こんにちは、ヤスモン(@yasumon)です。
兼六園に行ったら、どの入口を利用します? 実は、兼六園には、7つも出入口があるんですよ!
車の駐車場も近くて、バス停も近いのは、桂坂口か真弓坂口ですね。
桂坂口は金沢城が目の前、真弓坂口は金沢21世紀美術館が目の前にあります。
兼六園の出入口の場所や近くの駐車場・バス停を知っておくと、兼六園にスムーズに入れますよ!
では、兼六園の出入口について、近くの駐車場、それぞれの出入口の特徴を解説しますね!
兼六園の出入口について
兼六園には、7つの出入口があるんですよ。
一番利用者が多いのは、桂坂口。金沢城(石川門)も目の前だし、食事できるお店やお土産屋さんも多いです。
次に多いのは、真弓坂口。金沢21世紀美術館が向かいにあるし、石川県立美術館や石川県立歴史博物館も近いです。
桂坂口・真弓坂口どちらも、車の駐車場とバス停が近くにあるので、兼六園前後の観光地によって、どちらを利用するが考えた方がいいですね!
出入口近くの駐車場
兼六園周辺には、いくつか駐車場があるのですが、収容台数が数十台以上あって、徒歩3分以内の駐車場は、3つあります。
石川県営兼六駐車場は、兼六園周辺で一番大きくて、普通車は482台、バスは12台収容できます。
金沢市役所・美術館駐車場は、2番目に大きくて、332台収容できて、平日の駐車場料金が一番安いんですよ!(2019年9月17日時点)
桂坂口
桂坂口は、兼六園の出入口の一つで、すぐそばに桂(かつら)の大木があることから、この名前が名付けられました。
金沢城の石川門が目の前にあり、食事店が並んでいる茶屋通り、お土産店がある紺屋坂(こんやざか)もすぐ隣にあるので、とても便利な出入口なんですよ!
桂坂口の地図
桂坂口は、アクセスが便利な出入口で、「兼六園下・金沢城バス停」が徒歩2分の場所にあります。
兼六園周辺で一番大きな「石川県営兼六駐車場」も徒歩3分です。
桂坂口近くのスポット
桂坂口近くの兼六園スポットは、噴水です。
噴水は、日本最古と言われていて、霞ヶ池との高低差を利用して作られていて、自然の力で水を噴き上げています。
とても優雅でキレイな噴水ですよ!
真弓坂口
真弓坂口は、歴史ある出入口で、兼六園が藩主(前田家)の庭から、一般に解放された、1874年(明治7年)に開かれたんですよ。
兼六園には、7つの出入口があるのですが、真弓坂口は、桂坂口に次いで観光客の利用が多い出入口です。
この動画を撮ったのが、平日の雨の日だったので、人が少ないですが、休日にもなれば、真弓坂口付近には、たくさんの人がいるんですよ。
真弓坂口は、金沢21世紀美術館の向かいにあって、美術館を利用する場合にも便利です。また、隣には、金沢で一番古い神社と言われる石浦神社があります。
真弓坂口の地図
真弓坂口から金沢21世紀美術館まで徒歩30秒、石川県立美術館まで徒歩3分、石川県立歴史博物館まで徒歩4分です。
真弓坂口の最寄りのバス停は、「広坂・21世紀美術館バス停」です。
「市役所・美術館駐車場」は、金沢21世紀美術館の地下にあって、真弓坂口まで徒歩3分です。
真弓坂口近くのスポット
真弓坂口ちかくの兼六園のスポットには、瓢池、翠滝、時雨亭などがあります。
- 瓢池は、園内で2番目に大きな池で、形がひょうたん(瓢)に似ていることからこの名前が付きました。
- 翠滝は、高さが約6.6メートル、幅が約1.6メートルあり、兼六園内で一番大きな滝です。
- 時雨亭は、加賀5代藩主・綱紀の時代に作られた蓮池御亭を、当時の図面をもとに再建したもので、本格的な茶室で優雅な時間を過ごせます。
- 夕顔亭は、1774年(安永3年)に、11代藩主・治脩(はるなが)が建てた風情ある茶室です。
- 伯牙断琴の手水鉢は、高さ45センチ、直径85センチあり、金細工の有名な職人・後藤程乗 (ごとうていじょう)に、作らせたものと言われています。
- 琴柱灯籠は、兼六園を代表するスポットで、楽器の琴の糸を支え、音を調整する琴柱(ことじ)に似ていることからこの名前が付きました。
- 虹橋は、約5メートル、幅1.1メートルの一枚橋で、琴の胴に似た美しい曲線を描いた橋です。
- 虎石は、兼六園を守る魔よけの石と言われ、虎が前足を低くして吠えている姿に似ていることから、この名前が付けられました。
- ヤマトタケル像は、西南戦争で亡くなった、石川県の兵士をたたえるために、建てられたもので、園内で一番高い像です。
- 七福神山は、七福神に見立てた7つの自然の石が置かれているスポットで、第12代藩主が作った竹沢御殿の庭の一つです。
- 雁行橋は、11枚の石が、雁(がん)が列を成して飛んでいる姿に似ていることから、この名前が付いています。
- 山崎山は、約9メートル、周囲が約160メートルの築山で、別名「紅葉山」とも呼ばれ、素晴らしい紅葉を眺めることできます。
- 沈砂池は、兼六園のインフラ的存在で、辰巳用水から水と一緒に流れてきた砂やゴミを取りのぞく役割を果たしています。
- 梅林には、1968年(昭和43年)に、全国の梅を集めて作られたもので、約200本の梅が植えられていて、梅の季節には、美しい景色を見ることができます。
- 松の傷は、戦時中の日本軍が松の木から油を採ろうとしてできた傷で、兼六園にあった50本以上の松が、犠牲になりました。
蓮池門口
蓮池門口は、兼六園の正門にあたる出入口で、兼六園ができるずっと前は、蓮の花が広がる湿地帯だったことから、蓮池と呼ばれていたんですよ。
兼六園は、5代目藩主・綱紀の時代に、お庭と座敷が作られたのが始まりなんですが、蓮池門口や瓢池がある付近は、最も古い時代から存在する場所になんです。
江戸時代には、蓮池御門と呼ばれ、藩主がこの出入口を使用していて、江戸時代末期には、門の階段の上に、三十人組と呼ばれた役人の番所があったそうです。
また、当時は、蓮池門に奥州白河藩主、松平定信が書いた兼六園の扁額が飾られていました。
蓮池門口を入った先には、兼六園の奥深い静けさ「幽邃」を表す松涛坂(しょうとうざか)がありますね。
蓮池門口の地図
蓮池門口は、真弓坂口と桂坂口の真ん中にある出入口で、すぐ隣には、食事や甘味が楽しめる茶屋通りがあり、また、向かいには、老舗料亭の兼六園三芳庵があります。
蓮池門口近くのスポット
蓮池門口近くの兼六園の観光スポットには、夕顔亭、翠滝、伯牙断琴の手水鉢などがあります。
桜ヶ丘口
桜ヶ岡口は、小さな料金所がある出入口で、桜の木が多いことから、この名前が付けられました。
出入口前には、金沢市が運営する「まちのり」というレンタサイクルのステーションがあって、自転車が借りられますよ。
桜ヶ岡口のすぐ隣には、奇観亭(きかんてい)があり、食事・甘味を楽しむことができます。奇観亭は、兼六園の中で、お土産の種類が一番豊富なお店ですね。
桜ヶ丘口の地図
桜ヶ岡口は、兼六園で一番利用者が多い桂坂口から徒歩2分のところにあり、桂坂口の料金所が混雑している時に、この入口を利用すると兼六園にスムーズに入れます。
石川県営兼六駐車場からも徒歩4分の場所にあります。
桜ヶ岡口近くのスポット
桜ヶ岡口の近くの兼六園の観光スポットには、琴柱灯籠、虹橋、虎石などがあります。
上坂口
兼六園の出入口「上坂口」は、小さな料金所がある坂の途中の出入口で、桜の季節には、たくさんの桜が咲きます。
上坂口の地図
上坂口のすぐ隣には、食事処・甘味処の寿亭(ことぶき亭)があり、桜のシーズンには、寿亭から、満開の桜を眺めることができます。
上坂口近くのスポット
上坂口近くの兼六園の観光スポットには、ヤマトタケル像、七福神山、雁行橋などがあります。
小立野口
小立野口は、金沢城公園の反対側にある出入口で、小立野という地名から付いた名前です。
小立野口から約10キロメートル先には、戸室石が採れる戸室山があり、江戸時代には、戸室山から石を人力で運んでいたんです。なので、小立野口の先には石引という地名が残っていますね。
小立野口の地図
小立野口の隣には石川県立伝統産業工芸館、向かいには石川護国神社、石川県立歴史博物館も歩いて3分のところにあります。
徒歩12分の場所には、加賀藩祖・前田利家ゆかりの宝円寺(ほうえんじ)、徒歩20分の場所には、加賀藩2代目藩主・利常(としつね)の正室のためにつくられた天徳院(てんとくいん)があります。
小立野口から徒歩1分のところには、収容台数32台の兼六園上パーキングがあります。
小立野口近くのスポット
小立野口に近い兼六園の観光スポットには、山崎山、沈砂池などがあります。
随身坂口
随身坂口は、成巽閣に続くなだらかな坂にある出入口です。
随身坂口の名前の由来は、「13代藩主・斉泰の母のお供の女中が通った」、「金澤神社の随身門から名付けた」など、諸説あるんですよ。
随身坂口の隣には、藩主の母の住まい「成巽閣」があり、目の前には、金澤神社があります。
随身坂口から徒歩2分の場所には石川県立美術館、徒歩3分の場所には情緒溢れる石川県立歴史博物館があります。
随身坂口の地図
随身坂口の最寄のバス停は、「県立美術館・成巽閣」です。
観光客向けの路線バスの中で、「県立美術館・成巽閣」バス停に停まるのは、兼六園シャトルバスのみですね。
近くのスポット
随身坂口に近い兼六園内のスポットには、梅林、松の傷、銅像の台座石などがあります。
まとめ
ここまで7つの出入口について紹介したんですが、どの出入口を利用するか決まりましたか?
平日はそうでもないんですが、桜や紅葉シーズンの土日祝日になると、桂坂口・真弓坂口はものすごく混雑するので、桜ヶ岡口や蓮池門口・随身坂口に迂回して、入園した方がスムーズに入れますよ!
2分くらい歩けば迂回できるので、個人的にはおすすめです。